>   > 2020年の五輪利権をめぐる【ジャニvsEXILE】の攻防戦
第2特集
ジャニーズvsEXILE 若手イケメン対決【1】

15年ぶりのジャニーズJr.ブームに立ちはだかる黒い壁… ジャニーズvsEXILE次世代イケメン戦国時代

+お気に入りに追加

――「歌って、踊って、喋りもできる」。そんなイケメンをあまた輩出し、男子アイドル市場を独占してきたジャニーズ事務所。しかし、2014年の今、過去に類を見ない強大なライバルになり得る存在が、頭角を現し始めていることをご存じだろうか? それが“黒いジャニーズ”ことEXILE軍団である。「色黒でヒゲのオジサンたちでしょ?」と侮るなかれ、粒ぞろいの若手たちがすくすくと育ち、各メディアを席巻し始めているのだ。そこで、今回は「ジャニーズvsEXILE」と銘打ち多角的な視点で徹底比較! 次世代ボーイズグループ市場の行方を占ってみよう。

1404_2toku_01.jpg
50年の歴史を誇るジャニーズの秘蔵っ子Sexy Zone(上)と、若手育成に力を入れ始めたEXILE(下)。

 2020年、東京五輪開催──。この国家的一大イベントに向けて動き出しているのは、土地開発やリニア新幹線の計画だけではない。アイドル業界でも、大きな地殻変動が起きようとしているのだ。

 その証拠として、13年3月にジャニーズ事務所は東京五輪と同じ20年のメジャーデビューを見据えた、総勢40人の新ユニット「Twenty・Twenty」を誕生させると発表。各20人のユニット2組で構成され、関東・関西のジャニーズJr.約700名からメンバーを選出。この布石か、2月には関西ジャニーズJr.の7人組「ジャニーズWEST」が、今春デビューすると発表された。

 この背景にあるのは、15年ぶりともいわれる近年の“第2次ジャニーズJr.ブーム”だ。同じ2月の1日、2日には六本木にあるライブハウス「EXシアター」で、東京のジャニーズJr.が中心となった「ガムシャラ J’s Party!!」がスタート。1700人規模のライブハウスで行われるジャニーズJr.たちのこのショーは毎月開催予定で、次回の開催は3月26~28日。テレビ朝日の番組とも連動し、その舞台裏を追った『ガムシャラ J’s Party!!』(テレ朝チャンネル1)、ジャニーズJr.をメインに据えたバラエティ番組『ガムシャラ!』(テレビ朝日)も4月に放映開始となる。

 そもそも、第1次ジャニーズJr.ブームが起きたのは90年代後半のこと。現在「タッキー&翼」として活躍する滝沢秀明と今井翼をはじめ、小原裕貴、川野直輝、大坂俊介らがドラマなどで活躍する姿が見られた。

 ただし、今回の第2次ブームは、当時とは少し状況が異なる。その行く手に、EXILEという巨大勢力が立ちはだかっているのだ。

 確かに、第1次ブームの際も、DA PUMPでボーイズグループを成功させたヴィジョン・ファクトリーが、w-inds.(00年デビュー)、FLAME(01年デビュー)、Lead(02年デビュー)と矢継ぎ早にライバルグループを誕生させるといった動きはあった。だが、当時はジャニーズの黄金期。メディア統制力も強く働いていた。テレビでの両者の共演NGがまことしやかにささやかれ、毎週の“ジャニーズ枠”を持つ「ミュージック・ステーション」(テレビ朝日)にヴィジョングループは出演できないこともあった。テレビがメインメディアとして大きな影響力を持っていた時代、ヴィジョン・ファクトリー陣営の若手たちは露出が制限され、結果、ファン獲得の道を阻まれた。つまり、ジャニーズに潰されていったのだ。

 では、なぜ今、EXILEはジャニーズの牙城を崩さんとするまでに勢いづいているのか。メディアや芸能界に詳しい編集者・ライターで『ジャニ研!』(原書房)の著者の1人でもある速水健朗氏はこう分析する。

「ジュリー(沢田研二)やショーケン(萩原健一)、ジャニーズならばマッチ(近藤真彦)のように、そもそもアイドルは社会の反逆児的なヤンチャさを持っていました。しかし、いつしかジャニーズのアイドルからはヤンチャさがすっぽり抜け落ちてしまった。EXILEは、その穴を埋めるかのように、ジャニーズが失ったヤンチャさを求める層に響いているのでしょう」

 国民的アイドルたる嵐が「いい子」だと愛されている陰に隠れていただけで、実はヤンチャな反逆児を求める潜在層は常にい続ける、と速水氏。実際にジャニーズとEXILEを比較すると、先輩グループだけでなく、後輩たちも芸能界で肩を並べていることがわかる。「嵐とAKBしか並ばない」といわれるオリコンチャート上位にEXILEが名を連ねているのはもちろんのこと、ジャニーズ若手のSexy Zoneや、EXILE若手の三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)も新譜をリリースすれば首位に輝くのだ。

 歌手としてだけでなく、司会やバラエティ、俳優業でも同様。ジャニーズはバラエティ番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)、『週末応援ナビあほやねん!すきやねん!』(NHK/関西ローカル)などに出演する関西Jr.の活躍が目立つかと思えば、3月に終了する『笑っていいとも!』(フジ)の後番組では三代目JSBとEXILEに所属するNAOTOが、EXILEのTAKAHIROと共に火曜日のMCに就任予定。また、この春夏では映画『銀の匙 Silver Spoon』で主演を果たす中島健人(Sexy Zone)に、能年玲奈主演の映画『ホットロード』(今夏公開予定)で相手役を務める登坂広臣(三代目JSB)が拮抗。演技のフィールドでは他にも、ジャニーズ若手には菊池風磨(Sexy Zone)や桐山照史(ジャニーズWEST)、ジェシー、松村北斗(共にジャニーズJr.)、EXILE若手には青柳翔(劇団EXILE)、白濱亜嵐(GENERATIONS)といった、ドラマでも主要キャストを押さえるメンバーがいる。白濱に至っては、13年1月にAKB48の峯岸みなみとの“お泊り愛”を「週刊文春」にすっぱ抜かれるなど、スキャンダルの面でもなかなかの実力者だ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミア

2018年11月号

禁断の家電・ガジェット

禁断の家電・ガジェット
    • テック系企業の【経済地理額】
    • 次世代のテック系【注目都市】
    • 世界を席巻する【アジア家電】
    • 【D.O.I.×BERBAL】安室奈美恵論
    • 【アムロ】を支えたPの本音
    • 知られざる地方【テック企業】
    • 米国【大麻用電子たばこ】産業事情
    • 【星名美津紀】家電とエロス
    • 進化し続ける【アダルトVR】の今
    • 最新【バーチャルセックス】のしくみ
    • 【三代目JSB・山下健二郎】スニーカー愛
    • 【三代目Air Jordan Brothers】選出!
    • 【リバタリアン】生んだネットの終焉
    • 各国【ネット規制】の事件簿
    • 【ゲーム依存】はビョーキか否か?
    • 【モノ雑誌】の「読プレ」豪華番付
    • 【景品表示法】を弁護士はどう見るか

防弾少年団がアメリカを制する日

防弾少年団がアメリカを制する日
    • 今さら聞けない【BTS】基礎講座
    • 数字で見る【K-POP】世界進出
    • BTS支持層【アジア系アメリカ人】の連帯

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【忍野さら】友達の財布に私のトレカを入れるんです。
    • 【小林レイミ】デビュー4年目の初グラビア!
    • 振り返れば【芽衣】がいる
    • 【電力業界】に切り込んだ元フィンテック起業家
    • 【新潮45】を潰したのは誰だ!
    • 【阿波踊り】内紛の実情
    • 【中国】を支配する巨大顔認証システム
    • 【88ライジング】がアジアと米国を繋ぐ
    • 町山智浩/『ブラック・クランズマン』アメリカ・ファーストを謳うのは誰か
    • 政権の利益誘致政策に踊らされる【英語教育】の欺瞞
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 「念力事報」/黒い水脈
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ研究所」
    • 【おとぎ話みたい】文化系男子が患う恋愛の病
    • ギャング集団に所属するアパレル屋
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • ビールの世界を超越し始めた【職人】
    • ひとりぼっちたちを繋ぐ【薔薇族】の誕生
    • 幽霊、雑誌の去勢と俗物主義の衰退。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』