サイゾーpremium  > 連載  > 高須基仁の「全摘」―お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"   > 【高須基仁】私はあちこち不如意だが、まだリタイアしない!
連載
お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」 No.23

"高須の健康不安説"を流すやつらに告ぐ!私はあちこち不如意だが、まだリタイアしない!

+お気に入りに追加

──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

1404_takasu_01.jpg
最近は、杖をついて公の場に出ることもあり、「高須が危ない!」との風説が流れることに。そんな不如意の状態で最後にやることは、ひとつ。暴露・告発。自ら著者になって暴露する。近々、大事件を告発する予定。乞うご期待。

「高須は最近、元気がない」と言っているやつがいるらしい。そりゃそうだ。私は手元、内臓、口元、足元、目元、髪の毛不如意なのだ!

 大学を出て、おもちゃのトミー(現・タカラトミー)に入社した。当時は、「どんなに景気が悪くても親は子どもにおもちゃを買い与えるから安泰だろう」と思っていた。しかし、80年代にファミコンが出てきて、あっという間に手に負えなくなった。

 ストレスで酒を飲み、胃がんを患い、胃を4分の3切除した。2年半療養した後、「不況になっても戦争になっても、エロだけはなくならないはずだ」との思いで、出版業を始めた。だが、ヘアヌードはたった10年でブームが終わった。

 始めから出来上がった世界に行くつもりはなかった。成長期のおもちゃ、黎明期のヘアヌードに活路を見い出した。今でいう“ニッチ”である。2つの分野で40数年突っ走り、おもちゃはサラリーマンとして作品を残し、ヘアヌードでは名を残した。しかし、“実”は残らなかった。1年1年を“ご破算”して生きる、手元不如意の人生だ。

「失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ」

 これは、パラリンピックの創始者、ルートヴィヒ・グットマン博士の言葉だ。高校時代の現代国語の田中先生が教えてくれた。この感覚が、生き方の原点となった。

 手元不如意の人生を選んだ結果、胃を失って内臓不如意になった。そのため胃液が逆流して歯が全滅し口元不如意。痛風になり足元不如意。月1回ほど激しく痛み、杖をついている。だが、薬は飲まない。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年5月号

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ