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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

幻に終わった木村拓哉と工藤静香夫妻の"ツーショット"とアイドルの宿命

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

「私の歌手人生をスタートさせてくれた渡邉有三さんを、もちろん一生忘れません」

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『PRICELESS ~あるわけねぇだろ、んなもん!~ DVD-BOX』(ポニーキャニオン)

 元ポニーキャニオン常務取締役の渡邉氏(享年64歳)の葬儀で涙ながらに弔辞を読んだのは工藤静香だった。参列した音楽関係者によれば、「渡邉氏はかつて音楽ディレクターとして工藤や中島みゆきらを手がけた人物。その縁で工藤が弔辞を読んだのですが、夫の木村拓哉も参列していた。木村も渡邉氏とは交流が深く、夫妻共にお世話になっていただけに、お別れの挨拶に来たのだと思います」という。しかし、木村夫妻の参列はマスコミには内密になっていた。

「ジャニーズ所属タレントでは木村を筆頭に、すでに結婚、子どもがいるタレントも何人かいますが、暗黙のルールでツーショットは厳禁。極端に言えば公の場に出られない。仮に出ても、マスコミに撮られたり、雑誌に掲載されることはないように厳重に警戒している」(芸能デスク)

 木村拓哉夫妻にはすでに2人の子どもがおり、誰もが羨む生活を送っているのは周知となっている。夫婦で出かけるのは普通の光景のはずだが、ままならないのもアイドルゆえの宿命という。芸能関係者がこう話す。

「アイドルは夢を売る仕事。ファンあってのアイドル。ファンは疑似恋愛をしているから、実際は恋人の存在も許せない。でも、ジャニーズのようにアイドルが高齢化した今、恋愛は当たり前。結婚したりパパになっていても、ファンにとっては永遠に独身のアイドルなのです。現実の彼が夫やパパでも、ファンにとっては独身の木村拓哉なのです。そんなファンにとって、ツーショットは夢を壊すものでしかない」

 事実、ジャニーズファンに聞けば、「キムタクは独身同然」と一様に答えるという。

 ファンを優先——。それが徹底していると、別の芸能関係者がジャニーズ商法を明かす。

「デビューした頃は、テレビや雑誌に積極的に出演し、ファンを増やすことを最優先する。しかし、人気にもピークがある。ある程度ファンができたところで、今度は守りに入る。それが、増やすのではなくファンを減らさないようにすること。要は髪の毛と同じです(笑)。年齢とともに髪も減る。減ったらどうするか。よくあるのは植毛や増毛ですが、そうしないとゆくゆくはハゲてしまう。これをファンに当てはめると、植毛や増毛はできない。それは偽装になります。一番自然で有効な方法は減らないように努力すること。抜け毛を減らすことと同じです。今いるファンをできるだけ減らさず、現状維持をいかに続けるかにある。近藤真彦や東山紀之がコンサートをする際、子供同伴席を用意していることがありますが、若い頃からのファンも年を重ねママになっていたりする。子供がいるためなかなかコンサートに行けないファンのために、こうした施策をしているんです」

 ファンにやさしい配慮というものは、メリットもあれば、リスクも伴う。それが顕著にわかるのがジャニーズタレントのドラマだろう。

「ファンの夢を優先するあまりに、ジャニーズが主演するドラマでは、常にかっこいい役柄を設定する。その典型がキムタクです。どんな役をやっても常にかっこいいキムタクがいる。これが"どんなドラマに出てもキムタクがキムタクを演じているだけ"と言われるゆえんです」(テレビ関係者)

 これまで筆者は、何度となくジャニーズタレント主演の映画を見に出かけたことがあるが、映画館の大半はファンと思しき若い女性ばかり。男ひとりでは針のむしろの上にいるような心境だった。ヒットする映画は幅広い年齢層に支持されるものだが、ファン限定のようなドラマや映画ではファン以外に支持されることは難しい。

 アイドルはいつかアイドルを卒業しなければ次なる展開は望めない。そういった意味では、今春木村拓哉がテレビドラマ『宮本武蔵』で武蔵を演じることは意義のあることだと思う。中高年には興味深い題材。ファン以外でも見るに耐えられるドラマを期待したい。役者として一本立ちするためにも、ここが正念場になるだろう。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母顔が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演

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