連載
キングオブコメディ・高橋健一とアイドルライター・小明の「卑屈の国の格言録」第18回

リンカーンの名言を履き違え続けるふたり~ラストパンツは私に~

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どんなに立派なお言葉も、決して素直に受け取らない卑屈家が2人。そのこじれた思考に、偉人たちの格言を浴びせてみると……?

今月の格言

もし、8時間で木を切り倒せと言われたら、私は7時間を斧の刃を研ぐことにあてる

エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)
1861年、米国生まれ。1860年、第16代同国大統領に就任。「奴隷解放の父」としてその名を残した。1865年、暗殺により没。

「もし、8時間で木を切り倒せと言われたら、私は7時間を斧の刃を研ぐことにあてる」。元アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンの格言です。この切り方って、効率としてどうなんですかねー?

 ちょっと準備に時間をかけすぎてませんか? 7時間も準備したら、ダラケちゃいません? 「まず一回、オナニーしよう」ってなるし。で、まだ時間あるから、録画したドラマ見ようとか、ちょっと読みかけの本を……とか。7時間で斧を研いで、木を切るのに1時間40分かかった場合はどうするの? 白樺なら1時間で倒せそうだけど、ヒノキだと無理だし、屋久杉だと大変なことになるよ。この格言、木によるよ。

 そもそも、これって木の話なんですかね? 「政治でもなんでも、段取りよくやれよ」ってことを、木に例えてるんじゃないですか?

「◯◯党を倒せと言われたら、7年間ポスターを刷れ。残りの2週間で貼る」みたいなこと? じゃあ、小明ちゃんが8年かけてヌード写真集を出せって言われたら、どんな準備をするわけ?

 もちろん、7年かけて本気で体づくりを……それよりも、今脱いどいたほうがベターな気がしますね。

 7年たったらいくつだっけ?

 35歳っす。

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