>   >   > 罵詈雑言か筆削褒貶か タブーなき【『あまちゃん』】批判

──「能年ちゃんかわいい!」「クドカンの脚本見事!」「暗にAKB48批判を展開し…」「じぇじぇじぇ!」……うるせーっ! あまりの人気ぶりに批判することさえ許されない空気のある『あまちゃん』。だが、本当に誰にとってもおもしろいのか? ここでは、業界で働き、話題についていくために観ているけど、いまいちハマれなかった面々が、世間のタブーを破って『あまちゃん』のどこが嫌かを語った。

【座談会参加者】
A:テレビ誌ライター(能年玲奈の子犬のような目はツボ)
B:映像ディレクター(NHK朝ドラ歴5年)
C:文藝評論家(今クールは『半沢直樹』にハマる)

1310_Azadankai_01.jpg
世間の『あまちゃん』同調圧力にキーッ!

A 『あまちゃん』批判を存分にってことだけど、俺の感想はひとつ。能年玲奈が可愛かったことだけ。さっぱりハマれなかった!

B わかる。サブカル的な小ネタは満載だったけど、それらの演出すべてに宮藤官九郎のドヤ顔が透けて見えるのがダメだった。全編を通じて、そうした小ネタにちゃんと気がつくか試されてるみたいで、ストーリーが頭に入ってこなかったもん。

C キャスティングが良かったっていう人が多いけど、自分的にはまったく。例えば、漁協の組合長を演じた、でんでん。気のいいオジサン役だったけど、園子温の映画『冷たい熱帯魚』の猟奇的な殺し屋役のイメージが強すぎて、「会話に裏がある?」という見方しかできず……。

A ひとクセある舞台出身の女優を多く起用しているので、15分だとどうしても脇役の演技が重たい。まめぶ屋台を経営する、片桐はいり演じるあんべちゃんとか、朝から濃すぎでしょ。

B あと、東北なまりのズーズー弁を無理やり使ってるようでさ。能年演じるアキの方言も違和感あった。あれじゃ、方言のコスプレだよ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」