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柔道・女子首脳陣の暴力・パワハラ“ターゲット”にされた重量級有力選手とは?

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――これまで五輪や世界選手権で数多くのメダルを獲得してきた日本のお家芸・柔道を根底から揺るがしているのが全日本代表女子の暴力・パワハラ問題。全日本代表ら15選手が昨年11月に署名を募って連名の告発文を作成していたことが明らかになるとたちまち大騒動に発展し、“加害者”とされている全日本女子の園田隆二監督が辞任しただけにとどまらず、吉村和郎強化担当理事が辞任を発表。また、徳野和彦コーチも暴力行為を認めて辞任することを発表するなど首脳陣が総退陣に追い込まれた。

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『「メダリスト」スキャンダル事件簿』(宝島社)

「園田前監督も徳野前コーチも、選手時代、世界選手権のレベルでは勝てたが、結局、五輪には手が届かず。なんとかして選手に五輪でメダルを取らせようと指導に熱が入り、理論がないために思わず手が出てしまったようだが、取り返しのつかない結果となってしまった」(スポーツ紙デスク)

 告発した15人の選手は代理人の弁護士を通じて、「私たちが全柔連やJOCに対して訴え出ざるを得なくなったのは、憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因でした」、「前監督による暴力行為やハラスメントは、決して許されるものではありません」などと声明を発表。すると今度は、プライバシー保護の立場から、告発した15人の氏名は公表されていないことに対し、氏名の公表をめぐって賛否両論が巻き起こっているが、この騒動の発端となった勇気のある告発をしたのは昨年のロンドン五輪代表選手の身内だったというのだ。


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