サイゾーpremium  > 特集  > 宗教  > 豊かな乳房!【宗教画】に沸き立つエロス
第1特集
聖人たちの絵はなぜエロい?【2】

豊かな乳房に女性チックなキリスト!? 宗教画の中から沸き立つエロス

+お気に入りに追加

――アダムとエヴァの物語によって本来タブー視されているはずの、キリスト教における裸、性。それがなにゆえ、西欧美術においてどんどん制作されていくのか? そこには、人間の壮大な“言い訳”の歴史があった……!?

1301_geijyutsu1.jpg

■ルーカス・クラーナハ(父)
【1】『アダムとエヴァ』
(1526年代、コートールド美術研究所、ロンドン)
アダム「父さんは食べちゃいけないって言ってたけど、いいのかなあ」(と頭ポリポリ)。エヴァ「何言ってんのよ。美味しそうじゃないの。いいからいいから」。なんてやり取りが聞こえてきそうである。2人の股間は植物や木の葉で隠されているが、どことなく不自然で無理矢理感は否めない。エヴァの誘惑的な眼差しと豊かな金髪が眼を引く。

1301_geijyutsu2.jpg

■fレンブラント・ファン・レイン
【2】『バテシバ』
(1654年、ルーヴル美術館、パリ)
現代人の美意識からすると脂肪過多のようにも思えるが、熟女好みと呼ぶべきか、この時代のオランダではこのようなふくよかな女体が好まれたようだ。彼女の手にあるのはダヴィデからの手紙だろうか。もの憂気な表情に王から想いを寄せられる彼女の心の葛藤がうかがえる。闇に浮かび上がる裸身が眼にしみる。

■ティントレット
【3】『スザンナの水浴』
(1555~56年、ウィーン美術史美術館)
画面の片隅と奥で息をひそめるようにしてスザンナを盗み見る2人の老人。スザンナは老人たちの存在に気付かず無心に鏡を見つめている。覗き見という主題はあくまでも裸婦を描く口実だ。脱ぎ捨てた豪華な衣服や髪飾り、アクセサリー、庭の木々や花々の緻密な描写が彼女の裸体の美しさを引き立てている。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年8月号

中韓エンタメ(禁)大全

中韓エンタメ(禁)大全
    • ブルース・リーからBTSまで【中韓エンタメ受容史】
    • 【中国ヒップホップ】の潜在能力
    • 【K-POP製作陣】が語る日本の課題
    • 【BTS】が成功して少女時代がコケた理由
    • 芸能界革命【中国アイドル】ブーム
    • 乃木坂より良い!?【Cアイドル】6選
    • 国家も支援する中国の【食動画】とは?
    • この【食動画】が見たい!セレクション
    • 【中国ファッション界】急成長とリスク
    • 【中国アート】市場の成熟度
    • 【菊地成孔】フロイディズムが息づく物語
    • 【笛木優子】韓国で女優を志すきっかけ
    • 【韓流ぴあ編集長】恥部も暗部も映像化する底力
    • 【片山慎三】今の韓国映画の原型!?60年前のサスペンス
    • 【キム・ソンフン】隠蔽された民主化の歴史を追う
    • 社会問題化する【韓国ネット民】の闇
    • 今も根強い韓国国内の【地域差別】
    • Jリーグも完敗の【中国サッカー】
    • 【朝鮮族】をつなぐサッカー文化
    • 【カンフー映画】の盛衰と進化の旅
    • 極東【バイオレンス】映画祭
    • 急速に広がる【中国SF】の世界
    • 【中国映画】1兆円市場・真の良作
    • 【2.5次元ミュージカル】13億人が熱視線

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー
    • 【ジェナ】韓国の美モデル参上

NEWS SOURCE

    • レアル移籍の【久保建英】を狙う魑魅魍魎
    • 浜崎あゆみの二番煎じ!?【安斉かれん】て誰?
    • 【参院選】裏の見どころは「不正操作」?

インタビュー

    • 【井桁弘恵】令和初の仮面ライダー美少女
    • 【ゴジゲン】ずっと終わらない永遠の放課後
    • 【FNCY】ヒップホップのニュー・クラシック

連載

    • 【小倉優香】韓国の友達が多いんです。
    • 【日向カリーナ】ブラジル系モデルの古風な一面
    • 愛しさと、切なさと、【熊田曜子と】
    • スマホとSNS以降の【ネットの未来】
    • 【安藤寿康】人間は"教育"によって生かされている(前)
    • 高須基仁/【反社】との交際くらいで騒ぐな!
    • 己の殻を破る【ギャル】が祭に集う
    • 中国【ファッションアプリ】の裏事情
    • 【Lil Nas X】栄光と挫折と突然の告白
    • 町山智浩/【トム・オブ・フィンランド】ゲイ・カルチャーの革命家
    • 医師と大手メディアと【製薬会社】の利益相反
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/闇営業物語
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/『ホットギミック』"鈍い女"がモテる理由
    • LAのDJが懐古する【90年代のクラブシーン】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 【都市計画】のスペシャリストがビールで街を盛り上げる!
    • 幽霊、殺されても咎人となるニート。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』