サイゾーpremium  > 特集2  > 【元セ・リーグ事務局長】「球界の態度は日本の病巣」

──長年、読売新聞の運動部に在籍し、読売巨人軍、セ・リーグの運営トップに立った球界きっての論客は、昨今の問題をどう見るのか?

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『真実の一球―怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか』(竹書房)

 清武の乱、新人契約金問題、原監督の女性問題──。巨人軍をめぐる、最近のこれらの一連の問題の底にあるのは、プロ野球界に蔓延している傲岸無礼な精神風土だといえるでしょう。

 問題となっている事象自体は、決してファンや野球界に対する重大な背任というわけではなく、例えば清武とナベツネの問題などというのは、夫婦の寝室の痴話喧嘩のようなものにすぎません。

 双方ともに、巨人を強くしたいという目的は一緒で、手段が違っただけ。それを清武が岡崎郁ヘッドコーチの留任を決めていたのに、ナベツネが江川卓を就任させるように、コーチの人事に介入したなどといった内部の話を、公衆の面前で罵り合うことが私にとっては信じ難い。その江川という人選に関しても、もともとは原監督がナベツネに提案したものだったわけで、原というソースを反論談話の中ですぐに明らかにするところが、ナベツネの言論人としてあるまじき行為です。

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