サイゾーpremium  > ニュース  > 社会  > 【社会】精神医療の劣悪化が招いた自殺者たち
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精神科の患者ひとり当たりの平均診察時間5分

“劣悪”精神医療と製薬会社の思惑が自殺者量産!?

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『日本人の「うつ」は、もう薬では治せないのか』(主婦の友社)

 昨今、「日本の精神医療のあり方が、自殺者数の高止まりに繋がっているのでは?」と危惧する声が、自殺防止に取り組む関係者の間で囁かれている。十分な診察がされないまま必要量以上の薬が処方され、患者が大量服薬をして命を失うケースが多いというのだ。

「国立精神・神経医療研究センターの精神保健研究所が中心となって実施した調査によると、自殺者の約半数が、死亡前1年間に精神科や心療内科を受診しています。そのうち約90%は自殺前1カ月という直近に受診しており、約60%はこれらの診療科で処方された薬を自殺時に過量摂取していたのです」(同関係者)

 医療関係者のA氏も、次のように話す。

「厚労省の調査(2011年)では、精神科で処方される抗不安薬の4・2%、睡眠薬の13・6%が正しい用量を超えていることがわかっています。特に一部の医療機関で大量の薬を処方することが問題になっており、ある自治体では、薬物で自殺未遂を図った人の多くが、なんと同じ医療機関で受診していたことが判明しています」

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