>   > 【吉田豪】が斬る! ヤバいジャニーズ本

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『職業=田原俊彦』(ロング新書)。

──ジャニーズにまつわる暴露本やタレントによるエッセイは多い。ここでは、数あるなかでも、センセーショナルなものを、プロ書評家・吉田豪が選出する!

 まずはジャニーズ公式本から、フォーリーブスが大人気だった頃に出された『ジャニーズ・ファミリー~裸になった少年たち~』【1】。これは、芸能ジャーナリストが著した本ですが、ジャニーさんについて公式に語られているクダリが、ものすごいツボに入った1冊でしたね。最初に「育ての親ジャニーさん」という章がちゃんとあって、「ジャニーさんについてまず触れておかなければ、この本は先に進まない」と始まっている。ものスゴく気になって読み進めるとわずか数行で「彼が、何故、急に来日したかについては、この際、あまり深く探っても意味はない」とか言い出して、そんなに触れにくいなら、触れなきゃいいのに(笑)。当時から、ジャニーさんには扱いづらい空気があったということなんでしょうね。中身はありきたりなタレント本ですが、北公次がおりも政夫を殴りつけたという描写があって、「殴りながら、彼らはさわやかだった。殴られながら、彼らは憎み合わなかった」と、殴り合いが鉄壁のチームワークを誇るエピソードとして書かれている(笑)。そして、「仲間とは何だろう、友とは何だろう。何もかも捨てて、裸になってぶつかり合う潔さではないか」とあって、「裸になった少年たち」というタイトルがついた、と。別に深い意味はないんだろうけど、今読むと意味深に思えてしまいました。

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