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──ついに"ドラマの帝王"木村拓哉ですら視聴率の取れなくなったドラマ大恐慌時代。そんなテレビ離れ世代にこそ見て欲しい、テレビマンたちの力とは? ドラマの見方が変わる新目線批評。

2012年2月号 DRAMAクロスレビュー

■最終回視聴率40%超えの最話題作

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『家政婦のミタ』
脚本/遊川和彦
演出/猪股隆一ほか プロデューサー/田中芳樹ほか
出演/松嶋菜々子、長谷川博己、相武紗季ほか
放映/10月12日より日本テレビにて、毎週水曜22:00~22:54(12月21日終了)

無表情で人間味がなく、命令されればなんでもする家政婦・三田(松嶋)が、崩壊寸前の阿須田家に派遣される。一家の父・恵一(長谷川)と4人の子どもたちはやがて三田の行動によって絆を取り戻してゆく。松嶋は2年ぶりの連ドラ主演作、脚本は『曲げられない女』などの遊川和彦。

【批評家・宇野評】
★★★★★★★★☆☆
オリジナルドラマの可能性を証明
表面的にはミタというマンガ的なキャラへの関心で引きながら、「決定的に損なわれた家族のぎこちない再生」という、震災後の日本人が最も欲していた、しかし自覚できていなかった物語に次第に引き込んでいく脚本が巧い。父親役の長谷川博己をはじめ、役者陣がこの意欲的な脚本に十二分に応えている。難点を挙げれば着地点の凡庸さだが、予定調和ゆえの高視聴率だと思えば悪くない。オリジナルドラマの可能性を改めて証明した一作だろう。

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