サイゾーpremium  > 特集  > 「出世コースはやっぱり放送局?」NHK職...

──近年、NHK番組への評価が高まっている。広告収入に頼らない成立事情から、不況にあえぐ民放各社よりもアドバンテージがあると思われるが、内部で働く人間は、自局の現状をどう捉えているのか? 勝ち組らしい、まったり感漂う座談会から見えてきた決意とは──。

[出席者]

A…NHK制作局員。30代
B…NHK地方支局報道記者。20代
C…外部制作会社社員。30代

A 最近、外部の人から、ウチの番組の評価が高いみたいだね。今年は大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』が平均17・7%で歴代大河ワースト3位を記録したり、松本人志のコント番組『MHK』が2・3%で大敗、なんてダメな話もあったけど(笑)、去年は『龍馬伝』や『ゲゲゲの女房』が社会現象化したり、これはEテレ(旧NHK教育)だけど障害者によるバラエティ『バリバラ』など、基本的にはバラエティやドラマには良いリアクションが多い。

B 報道の人間としてはうらやましい限りですよ。ニュース番組は若い人に観られていないので、若年層の接触率を上げようと必死です……。やはり報道はまだ堅いですから。平日夜の帯番組『ニュースウォッチ9』は、神聖かまってちゃんやKポップを取り上げたり、気象予報コーナーに登場するキャラクター"春ちゃん"がネット民に大人気だったり、従来のNHKの報道番組らしくない頑張りを見せていると思いますが。

C NHKらしからぬといえば、朝の情報番組『あさイチ』がそうですよね。有働由美子アナウンサーとV6井ノ原快彦が中心の番組ですが、「セックスレス」や「エア恋愛」特集など、ちょっと俗っぽいテーマをよく取り上げて話題になっています。

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