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「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは?

本誌連載陣でもある批評家・編集者の宇野常寛氏が主宰するインディーズ・カルチャーマガジン「PLANETS」とサイゾーがタッグを組み、宇野氏プロデュースのもと、雑誌業界で地位低下中のカルチャー批評の復権を図る連載企画。新進気鋭の書き手たちによる、ここでしかできないカルチャー時評をお届けします。見るべき作品も読むべき批評も、ここにある!

【今月の1本】
『それでも、生きてゆく』

古崎康成[テレビドラマ研究家]×成馬零一[ドラマ評論家]×宇野常寛[批評家]

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──『美男ですね』や『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』などが何かと話題を振りまいた夏クールにおいて、ディープなテレビドラマファンの間で放映前から期待を寄せられていたのが、『それでも、生きてゆく』だ。脚本は『Mother』の坂元裕二、そして瑛太に満島ひかり、柄本明、安藤サクラ、大竹しのぶら、邦画好きなら見逃せない役者陣で、少年による幼女殺人事件の加害者家族と被害者家族を描くという、近年珍しいような重たいテーマに挑戦した同作、果たしてその仕上がりのほどはいかに──?

古崎 今年の前半はテレビドラマが全体的に低調な印象でした。良い作品を作ってきた人たちが次から次へと活躍の場を映画に移してしまい、テレビドラマとしての新しい方向性を見つけあぐねていた気がします。そんな中、夏ドラマは往年のドラマ関係者が精彩を帯びた作品を打ち出してきました。『それでも、生きてゆく』も、坂元裕二(脚本)さんと永山耕三(演出)さんという『東京ラブストーリー』(91年、フジ)の頃からやっているコンビ。さらにかつて単発で坂元作品を演出し、その後『風のガーデン』(08年、同)などの演出で注目されたベテラン・宮本理江子さんが加わり、テレビにこだわって作品を作っている方々の底力を見た気がします。

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