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問題社員はタコ部屋に送れ!!

ソニーとオリンパスが世界に誇る大胆かつ巧妙な"クビ切り"技術

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「A氏は新しい部署へ出社すると、そこは5~6人ほどがやっと入れるスペースのタコ部屋で、PCもなく、まったく仕事を与えられないまま放置されたといいます」(ソニーOB)

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『リストラなう!』(新潮社)。

 今年8月に原告(現役社員)全面勝訴の控訴審判決が出たオリンパス訴訟(9月に同社は最高裁へ上告)を通じて、同社が気に入らない社員を退職に追いやるために、不当な配置転換や産業医を利用する手口が明るみに出たが、日本を代表する企業・ソニーでも、冒頭のような"イジメ"が行われているという。

「オリンパスのような事例は、日本の会社では広く行われている」(企業のコンプライアンス制度に詳しい経営コンサルタント)という声もあるが、今回、同社とソニーの関係者に取材したところ、その恐ろしい手口の実態が浮かんできた。

 まず、2年連続「働きやすい会社ランキング」で1位に輝く(日本経済新聞9月26日朝刊)ソニーの事例を見てみよう。

 ソニー厚木テクノロジーセンターに勤務していた前出の同社OBは、数年前に、実際に同センター内に設置されたタコ部屋を使ったリストラの被害に遭ったA氏の話を聞いたという。

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