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第2特集
島田紳助の功罪と引退の是非【3】

作家・宮崎学が語る紳助「島田紳助の引退で露呈した文化を殺す暴力団排除の異常性」

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宮崎学氏の著書『暴力団追放を疑え』(ちくま文庫)。

■島田紳助とは「暴力団排除の被害者」である

 連日芸能マスコミを賑わせてきた島田紳助の黒い交際。有象無象の情報が駆けめぐるが、"ヤクザと付き合う"とはどういうことなのだろうか? 暴力団問題に詳しい作家の宮崎学は、暴力団を排除することは文化に悪影響を及ぼす、と警鐘を鳴らす。

 そもそも私は、島田紳助とヤクザとのつながりには、まったく興味はありません。ただ、法に触れるような違法行為があったならともかく、「ヤクザと付き合いがあったから引退しなければならない」という風潮には異議があります。この点で、島田紳助を全面的に擁護したいですね。ヤクザと食事をしたとかメールを送ったとか犯罪でもないことで批判するのは間違っていると思うからです。

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