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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第47回

カウボーイ外交は何を生み出した? 暴力的支配の果てに馬が映し出す己の姿

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雪に隠れた岩山のように、正面からは見えてこない。でも、映画のスクリーンを通してズイズイッと見えてくる。超大国の真の姿をお届け。

『BUCK』

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伝説の調教師であり、馬の心を開くプロ"ホース・ウィスパラー"であるバック・ブラナマンの半生をたどるドキュメンタリー映画。幼少時の虐待をへた彼が、どのようにして馬と心を通じ合わせているのかを丁寧に追っている。
監督/シンディ・ミール 出演/バック・ブラナマン、ロバート・レッドフォードほか 日本での公開は未定


 ロバート・レッドフォード監督・主演の『モンタナの風に抱かれて』(98年)という映画がある。乗馬を愛する13歳の少女が、馬と一緒に交通事故に巻き込まれる。少女は片足を切断し、心を閉じてしまう。馬も事故のショックで制御不能な暴れ馬となる。少女の親は、馬の薬殺を検討するが、そんなことをしたら娘の心も永遠に死んでしまうだろう。

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