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第2特集
ニコニコ動画研究──その死角と展望【9】

ニコ生が日本を変える!? 政府会見から討論番組までガチなマジメ番組が急拡大中!!

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──東日本大震災では、既存メディアが届かない場所へ、あるいは既存メディアとは違うやり方で独自の活躍を見せたニコニコ動画。政府会見の中継から始まったそれら公式系コンテンツは、今やテレビを超えようとしている!?

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本誌連載陣の佐々木俊尚氏もニコニコ動画に注目。『ニコニコ動画が未来をつくる』

 これまで見たように、「オタクのもの」という印象が強かったニコ動は、それゆえにこそ人気を博し、今やテレビに匹敵するほどの巨大メディアと化している。しかし、今ニコ動が注目を浴びているのは、むしろそうしたオタク向けではないほうのコンテンツ、"マジメ"な番組の数々だ。

 それを証明するかのように、今後のニコ動にとってひとつの大きなターニングポイントとなった出来事がある。ほかでもない、今回の東日本大震災、そしてその後に続いた福島原発事故である。

 震災翌日の3月12日から開始された、NHKやフジテレビの震災特別番組の同時放送のみならず、ニコ動では、独自の震災情報番組が制作され、また、枝野幸男官房長官や東京電力、原子力保安院による記者会見の生中継も行なわれた。

 確かに、被災した現地の取材といった、人員や機動力が必要となる番組の制作は、既存のテレビ局にはかなわない。しかし、記者会見などの生中継を、始めから終わりまで編集することなくすべて流すという貴重な環境を提供したことは、メディアによるバイアスのかかっていない、詳細かつフラットな情報を欲している視聴者によって高く評価され、有益な情報源のひとつとして高い認知を得たのだ。

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