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第2特集
ニコニコ動画研究──その死角と展望【3】

『ゲーム実況』『踊ってみた』のカリスマが語る──私がニコ動に作品を公開する理由

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 ニコニコ動画といえば、まずは一般ユーザーがアップした独自コンテンツの数々だろう。既存コンテンツを独自編集したものから、投稿者自らが出演したものまで、何がその魅力だとされているのか?

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ニコニコ動画から人気に火がついた初音ミクのゲーム『初音ミク -Project DIVA- 2nd』

 ニコ動と聞いたときに多くの人が頭に思い浮かべるのは、いわゆる素人系動画だろう。一口に素人系といっても、その中身はさまざま。ドワンゴが公開した公式コンテンツではなく、ユーザーがアップロードしたものということ以外に共通点はないといってもいい。

 それに、素人系とはいうものの、実は制作者が職業作曲家だったり、ゲーム会社でグラフィックを制作していたりするなど、まさしくプロの人間が、個人的な活動としてコンテンツを作成していることもあるので、一概に素人とも呼べないのだ【プロがかかわったそうしたコンテンツは、「プロの犯行」と呼ばれることも】。つまりニコ動が、プロ/アマを問わず、商業的な利益を求めずに自分の作品を発表する場として認知されているともいえよう。

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