>   > 野球が消えて、BMXが仲間入り........
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野球が外されると、アメリカのメダル獲得数も減ると
思われるが......。絵/カズモトトモミ

 北京五輪で実施される競技数は28、種目数は302種目。競技数は前2大会から変化していないが、種目数に関しては過去最多の大会となる。
 
 振り返ってみれば、五輪は開催回数を追うごとに競技数と種目数が増加傾向にあり、特に商業五輪の始まりといわれる84年ロサンゼルスでは、その前の80年モスクワの203種目から、221種目へ大幅に増加。以後は88年ソウルで23競技237種目、92年バルセロナで25競技257種目、96年アトランタで26競技271種目、そしてシドニーでは28競技300種目の大台に。
 
「種目数の増加は、五輪の肥大化と比例します。特に税金を1セントも使わずに運営されたロス五輪は、テレビ放送権料、マーケティング・ライセシング、入場料収入の売り上げを3本柱に商業五輪を成功させた。中でも放送権はウェイトが大きく、米テレビ局・ABCなどは2億2500万ドルもの放送権料を支払った。アトランタでもその流れは続き、テレビ局の意向によって、アメリカで視聴率が稼げるビーチバレーなどが採用されたのです」(スポーツジャーナリスト・谷口源太郎氏)

 そもそも競技数や種目の決定はIOCに委ねられており、さらにその中の競技検討委員会が、大会ごとに実施競技・種目の審議を行って決定している。長年、ヨーロッパの貴族精神に則った競技・種目を優先してきたIOCだが、商業化が進むにつれ、視聴率の稼げるものが優先されるようになってきた。


サイゾープレミア

2017年4月号

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