>   > 街の用心棒はヤクザから愚連隊へ──押尾学...

──六本木ヒルズや東京ミッドタウンの開業で、東京を代表する観光スポットとなった六本木。そんな華やかさの一方で、裏社会の勢力が見え隠れし、彼らが関与した事件が頻発している街でもある。セレブとヤクザ、そして一般人が一緒に事件に巻き込まれるこの都市の裏側とは?

 2010年末、歌舞伎役者の市川海老蔵が、元暴走族の構成員・伊藤リオンに暴行をうけた事件は、いまだ記憶に新しい。「次代の歌舞伎界を担う逸材」と言われるセレブが、見た目もイカついハーフ青年にボコボコにされるというショッキングな事件は、世間を震撼させた。

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『裏社会の歩き方』

 一方で、実話誌などで報道されたように、芸能界と、ヤクザや元暴走族などの裏社会人脈とのつながりもクローズアップされた。

 確かに六本木は、これまで芸能人や業界関係者、裏社会の人脈に至るまで、多くの人々をひき付ける一方、彼らが関与した事件を起こしてきた。例えば、09年の8月に起こった、俳優で歌手の押尾学が六本木ヒルズ・レジデンス棟の一室で合成麻薬MDMAを服用し、一緒にいたホステスが死亡するという「押尾事件」や、同じく09年8月に起こった、女優の酒井法子が覚せい剤所持で逮捕された「のりピー事件」。酒井の事件では、六本木のクラブに頻繁に顔を出し、そのうちの一軒でレイブパーティーに参加する様子が映った動画がYouTubeに投稿され、また裏社会人脈とのつながりも囁かれた。そして、10年2月には、有名バーで、泥酔した横綱・朝青龍(当時)による暴行事件も起こる。この被害者が、東京都内の暴走族・愚連隊の連合体である関東連合の出身であることもあり、朝青龍の背後でうごめく裏社会の人脈が実話誌や週刊誌などで報じられた。

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2017年4月号

悪法の研究――正義と法の歴史学

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