>   > 識者が語る山口組・溝口敦「消滅の可能性は...

 安藤隆春警察庁長官は「山口組の弱体化なくして、暴力団の弱体化はないし、弘道会の弱体化なくして、山口組の弱体化はない」という認識で、山口組、とりわけ弘道会の摘発には相当力を入れています。同会の会長でもある高山(清司・山口組)若頭は、ヤクザの世界でも100年、200年にひとり現れるかどうかの傑物ですからね。捜査当局も一目置いており、今回の罪では、4~7年くらい放り込むつもりで、かなりキツい態度で求刑するようです。

1103_yamaguchibook1.jpg
溝口敦氏の著書『六代目山口組 宮廷革命の勝者』

 今年4月には、服役中の六代目司忍組長が出所する予定ですが、門前逮捕(釈放後、すぐ別の容疑で逮捕されること)されるという捜査関係者の話もあります。容疑は、入江禎総本部長が逮捕されたのと同じ、ヒットマンに対する報奨金の支払いだとか。ただ、司六代目の再逮捕がなくても、山口組が盛り返すことは難しいと思います。山口組に対する締め付けは、以前にも増して厳しくなっていますからね。もう「山口組なら、容疑はなんでもいい」と、関係者がバンバン逮捕されている。さらに、最近は自治体ごとに、暴力団を排除する条例が整えられつつある。こうした中、彼らは住むところひとつ探すにしても苦労しているそうです。本名で借りようとすると断られるので、ほかの人間に代わりに借りさせると詐欺でパクられる。ホテルに泊まるにしても、本名では断られるので偽名を使うとこれも詐欺でパクられる。こんな調子で、何をやっても逮捕される。もう人権なんてほぼないんですよ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」