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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第7回──COMIC編【2】

片思いのマゾヒスティックな快楽! 『失恋ショコラティエ』に身悶えろ!!

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──趣味の細分化が進み、ますます男女の垣根がなくなりつつある"マンガ"。いくら売れなくなってきているとはいえ、マンガ大国日本の底力は健在です! 何を読んだらいいかわからない? ならばまずはこれを読め!

2011年2月号 COMICクロスレビュー

■『潔く柔く』の裏で進んでいた連載

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『いとしのニーナ』(4巻)
作/いくえみ綾
掲載/「Webスピカ」(幻冬舎コミックス)
価格/900円
発売日/11月24日
アツシはある日、親友のマサから、他校の女子高生・ニーナを拉致したとの連絡を受ける。マサは、不良・牛島にそそのかされてそんなことをしたのだった。拉致事件後、ニーナのボディーガードとして過ごすうちに恋愛へと発展するが、その前に再び牛島が現れる。いくえみ綾が、いじめ・家庭不和・暴力などの暗さも含めて描いた青春マンガ。


【ライター・高野評】
★★★★★★☆☆☆☆
彼女の魅力がわかるけどわからない
テーマ=罪とは、許しとは。結論=「この世の中は被害者と加害者が重複しあっている」。アツシの長いモノローグがよくも悪くも正論すぎて、少し疲れてしまった。ニーナからの別れは必然だと思ったし、彼女の主張はよくわかる。ただ彼女の魅力、この肝心な部分が、わかるのだがわからない。だからこの物語は徹底してアツシの視点、「いとしのニーナ」なのだろう。牛島視点だったら逆に共犯者めいて、暗黒ロマンティックだったかも。

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