>   > 映像作家と映像プロデューサーが語る仁義な...

【1】の通り、MVの制作会社には「MVの権利はすべてレコード会社に帰属する」という契約書が送られて来ている。その一方的な内容に関し、映像制作サイドはどう受け止めているのか。映像作家の丹下紘希氏(音楽映像製作者協会(以下、MVPA)【註1】理事長)、映像プロデューサーの佐藤武司氏(同協会理事会員)の両名に話を聞いた。

──現在、MVの制作会社にレコード会社から送られてきているという、契約書の問題点について教えて下さい。

1102_beginner.jpg
メディアで放映されたダンスシーンのみのAKB48「Beginner」のMV。中島監督起用の意義は一体?

佐藤(以下、) 制作会社宛に送られてくる書類は、受発注書【註2】と契約書ですが、問題は、別々に話し合われるべき「制作時の約束事」と「納品後の成果物の権利」が、ひとつの書類にまとめられ、納品間近、あるいは制作完了後に送られてくる点です。

丹下(以下、) 現在契約書を出しているレコード会社は6社くらい。その内容について、僕は佐藤さんと共に内閣府の知財本部【註3】を訪ね、何度か話し合いを持ちました。しかし、意見をしたからなのか、その後、同じような厳しい文言の契約書が、一斉に出回るようになったんです。

──知財本部ではどんな話し合いを?

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」