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──大人も楽しめる日本のハイクオリティ・サブカルチャーのひとつ、アニメーション。日々進化し続ける技術と想像力に、どうついていったらいいのだろうか……。アニメの真の魅力を浮き彫りにする新批評。

2011年1月号 ANIMATIONクロスレビュー

■『鮫肌男』meets『アニマトリックス』

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『REDLINE』
監督/小池健
原作・脚本/石井克人
アニメーション制作/マッドハウス
出演(声)/木村拓哉、蒼井優、浅野忠信ほか
配給/東北新社 公開日/10月9日
 リーゼントに革ジャンのクールな男・JPは、初恋の女性を振り向かせるため、"なんでもあり"のカーレース「REDLINE」に出場を決める。『鮫肌男と桃尻女』『茶の味』の石井克人が構想した作品を、『アニマトリックス』の小池健が手描きにこだわり、映画化。


【批評家・宇野評】
★★★★★★☆☆☆☆
過剰さの快楽とマチズモの問題
オープニングのレースシーンがもっとも「作画アニメ」の快楽に溢れているのが象徴的だが、本作が成立しているのは、制作の困難をうかがわせるややちぐはぐな脚本のため、物語性が大きく後退したからだろう。露悪的なまでにストレートな、車=近代的な男性性という直接的な比喩をアピールする物語性の痕跡を、過剰さの快楽が(結果的に?)ぶっちぎったことがプラスに働いたと言えるだろう。声優キムタクは「ハウル」に続き意外と健闘している。

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