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売れるマンガとメディアミックスの功罪【2】

いまはやっているはどんなタイプ? 現代マンガを象徴する4ジャンル

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──いま巷を賑わせている多くのマンガを、独断と偏見で4タイプにカテゴライズ、さらにそれぞれのジャンルの代表作を3作ずつピックアップ!!

■「業界&マニア受け」型
 各マンガ賞を受賞したり、マンガ評論・マンガ紹介雑誌等で再三取り上げられたりするなど、業界やマニアの間での評価は高いが、単行本の売り上げはそれほどでもない作品群。『俺はまだ本気出してないだけ』(青野春秋、小学館)といった比較的若い作家の作品や、『フラワー・オブ・ライフ』(よしながふみ、新書館「Wings」で03年_007年に連載)のような、少部数誌で連載され比較的短期間で完結した作品に多い。また、マンガ家の日常を描いた『おのぼり物語』(カラスヤサトシ、竹書房「まんがくらぶ」で06年~08年に連載)のように、業界・マニア受けしやすい題材で、コアな人気を博す作品もある。

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『鈴木先生』
武富健治/双葉社「漫画アクション」05年6月~

さまざまな問題に直面する中学校教師の苦悩を描いた作品。07年、08年の『このマンガがすごい! オトコ編』(宝島社、以降『すごい!』)で2年連続トップ10入りし、『このマンガを読め!2007』(フリースタイル、以降『読め!』)でも第6位にランクイン、第11回(07年)文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞するなど、業界内評価は高いが、第3巻時点(既刊5巻)での単行本発行部数は約10万部とおとなしめ。



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