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ニート×妖怪×監視社会の革新的な映画!

【石井モタコ】──「期待に応えるのがロッカー」関西オルタナシーンの雄が映画で大暴れ!?

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(写真/有高唯之)

「最初は妖怪の役って聞いてたから、妖怪好きやし『これやったらできる!』って思ったんですけど、いざ、脚本渡されて読んでみたら全然違って、なぜか主役になってました(笑)」

 こう語るのは、現在、この国のオルタナティブな音楽シーンにその名を轟かす、オシリぺンペンズのボーカル・石井モタコ。関西アンダーグラウンド・シーンの最終兵器と呼ばれ、飲尿も辞さない激烈なパフォーマンスで知られる彼が、この冬、『堀川中立売』で本格的な銀幕デビューを飾る。監督を務めるのは柴田剛。電動車椅子に乗った重度身体障がい者が殺人鬼へと変貌する映画『おそいひと』で世界的なセンセーションを巻き起こし、今、その動向が注目されている映画監督だ。

「実は前に『尻舟』っていう映画にも出てて。この作品は、周りがみんな友達だったり、小規模なものでしたけど、今回はまったく違った。演技するにしても、共演者はもちろん、30人くらいのスタッフの前で動いたり、しゃべったりしないといけなくて。でも撮影に入るまで、そんなことわからないでしょ。だから現場に着いた瞬間、『うわ、これマジな映画の現場や!』って焦ったけど、なんとか頑張りました。みんなの期待に応えるのが、ロッカーやから」

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