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脱力・ニュースジャパン

【今月の教訓】やられる前にやりすぎない

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 「顔ぶたないで! アタシ、女優なんだから」とは、84年の映画『Wの悲劇』における薬師丸ひろ子の名セリフ。今の若い人には信じられないかもしれないが、当時の薬師丸ひろ子は今でいえば綾瀬はるかみたいなアイドル女優だったのだ。

 そんな往年のアイドルばりのセリフをかましてくれたのが【記事A】の容疑者(30)。劇団四季所属のこの男、駅で男性を殴って傷害の現行犯で逮捕されていわく、「舞台に上がる仕事なので、顔を殴られたら困ると思い、先に殴った」って、先制攻撃!? アンタはブッシュ前大統領か。しかも、「容疑者が『歩くのが遅い』と男性の背中を押したことから口論に」と自ら火種を作り、「顔などを数回殴ったり、うずくまったところをけったりして、顔の骨を折る重傷を負わせた」と、やりすぎるあたりもブッシュ風。自分の顔は大事だけど相手の顔はどうでもいいのね。そこまでして守った顔であるが、「現在はミュージカル『ライオンキング』に出演し、草や周辺の動物を演じている」って、顔、あんまり関係なくね? つか、「草や周辺の動物」というビミョーな表現に記者の悪意を感じなくもないが、この容疑者が韓国籍で、報じているのが産経新聞とくれば、さもありなん。

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