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高須基仁の暴言・放言・妄言録 私は貝になりたい 第59回

野球賭博も黒い関係も、貴乃花つぶしが目的か? 相撲界最大のタブーは......

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K-1の石井和義氏とのツーショット。石井氏に今後の展望を聞いたら、「グランド全体で戦う何かを考えています」との回答。騎馬戦であったり棒倒しであったり、格闘家たちの団体戦をプロ化したらおもしろいのではないか、と会談して思った。

 相撲界が揺れている。野球賭博問題に黒い交際……。貴乃花も暴力団関係者と会食したと報じられた。6月、愛媛でスカウトした中学生の両親ら14~15人と会食をした際、地元の暴力団関係者が含まれていたらしい。結局、交際の事実はなかったと特別調査委員会が発表したが、いったいなぜこんなに問題が噴出するのか。

 現在、貴乃花が力を入れていることは2つ。ひとつは、部屋のサポーターシステム。タニマチと呼ばれる闇の勢力からのカネの流れを断ち切るために、貴乃花部屋をバックアップしてくれる人を募っている。これはすごい改革だ。相撲界は、本来「ごっつぁん」体質である。いただけるものはなんでも「ごっつぁんです」ともらい、金の入りが不明になりがち。その体質を改め、サポーター会員制度によって誰がいくら献金したかを明白にしようというのだ。相撲協会に古くからはびこる親方連中が、貴乃花を嫌がるいちばんの理由はこれである。これでは簿外のカネが入らなくなってしまう。

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