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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第2回──MOVIE編

『シュアリー・サムデイ』を見て分かった!? 小栗旬の本性は「童貞男子」

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──低迷する映画業界よ、こんな時代だからこそ攻める映画を! 保守的になりがちな映画業界に喝を入れる映画評。映画を見る前にこれを読むべし!

2010年8月号 MOVIEクロスレビュー

■邦画好きなら今夏注目必須

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(C)2010「SR2」CREW

『SR サイタマノラッパー2』
監督・脚本/入江悠
出演/山田真歩、安藤サクラ、桜井ふみほか
配給/T・ジョイ 6月26日より新宿バルト9ほかにて公開中


監督が自腹で制作したインディ系映画『SR サイタマノラッパー』。昨年公開され、映画好きの間で話題をさらった同作の続編となる本作の舞台は、埼玉よりさらに奥地の群馬。ラッパーを夢見ながらグズグズの日常に埋もれた5人の地元女子は、ラッパーユニット再結成を目指して奮闘するが……。

【映画系文筆業・那須評】
★★★★★★☆☆☆☆
気持ちよい恥ずかしげのなさ
群馬の田舎で人生に行き詰まった女子の映画だから、肝心のラップもぐだぐだなのかと思いきや、これがかなりうまい。好きなラップを恥ずかしげもなく(いい意味で!)熱唱する姿は気持ちよく、娯楽映画としてとても魅力的だが、20代後半の彼女たちのリアルな痛みやラップをしなければならない理由は、よくも悪くも前作を踏襲した物語の枠組みの中に省略されている気がしたので、できればもう少し具体的なエピソードで観たかった。

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