サイゾーpremium  > 特集  > ギャラも作品性も、新人賞選びが大きなキー...

──なんらかの賞を受賞すれば、ハクを付けてデビューできる! かと思いきや……最近は、デビュー後もマンガ家を続けていけるかどうかも危うい状況なのだとか。そこで今回、過去に新人賞の受賞経験を持つ、3人のマンガ家(実際活動できているかは別として)に、その裏側を聞いた。

[座談会参加者]

A ……青年誌で入選後、連載を持つ中堅マンガ家
B ……青年誌で佳作受賞後、読み切り作品掲載歴を持つ新人マンガ家
C ……少年誌で期待賞を受賞したマンガ家アシスタント
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集英社の漫画賞ページ。

──有望なマンガ家の発掘を目指して各誌が行うマンガ新人賞ですが、今はなかなか、受賞=即デビューというわけにはいかないようですね。

A ハッキリ言って、作品を発表する場が少なくなってる。90年代は新人の受賞作だけを集めた増刊号とか、よく出てたけど、今、そんな余裕がマンガ誌にはない。通常、新人が掲載されるのは単発の読み切り。そこから連載を持つまでが厳しい。

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