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第二の「菅谷さん」が生まれるのか──

最新DNA鑑定でも冤罪が!?"法律なき"危険な運用体制

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――指紋と並んで容疑者特定の切り札といわれる「DNA鑑定」。1989年に日本で本格導入され、絶対的な精度があると信じられていたが、なんてことはない。当初は「1000人に1人」の割合でしか人物を特定できず、90年に発生した足利事件で菅家利和さんの冤罪を生んだことは周知の通り。

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菅谷さんを支える会のHPでもDNA鑑定の問題点について指摘がされている。

「皮肉なことに、20年前の鑑定が間違っていることを裏付けたのは、最新のDNA鑑定だった。今や4兆7000億人に1人を特定するまでに精度は高まり、警察当局は同鑑定の整備にのめり込んでいる」(警察庁担当記者)

 DNA鑑定で人物を特定するには、採取した検体から、できるだけ多くのDNA配列を確認する必要がある【用語解説参照】が、当初は配列の一部分しか調べられず、精度は低かった。後に自動分析装置の性能や試薬の品質が良くなり、精度も飛躍的に高まった。

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