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第1特集
農業ビジネスのキケンなワナ【3】

元ソフト・オン・デマンド社長・高橋がなりインタビュー「JAをブッ潰しますから!!」

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──AV業界から農業ビジネスへ参入した異端児が語る敗者の弁、いや、逆転KO宣言!!

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高橋がなり氏。

 農業が儲かるか? はっきり言って儲かりません。だってAVはいい作品ができたらいくらでもコピーできるけど、いい野菜はコピーできないでしょ? 絶対に効率が悪い。商売としては超上級編です。

 じゃあなんで俺が農業をやってるかというと、AVに飽き飽きしてた頃に農業と出合って、最初は残ったエネルギーでボランティア的になんかできたらという感覚だったんですよ。それが農業界もAV業界に似ていて、いい加減に作品を作ってるヤツのほうが儲かりやすくて、こだわりを持って作ってる人が恩恵を受けてないことがわかってきた。しかもそういう連中を補助金で応援してるのが、ビデ倫よりも手ごわいJAというんだから、「このダメな構造を変えられるのは俺しかいない!」と思って参入したんです。

 それから4年。当初用意していた資産10億円は、6000万円にまで減ってしまいました。なぜかというと、事業を手広くやりすぎてるから。川上(生産)から川下(販売)まで農業の事業がいろいろある中で、うちは川上、川下に加えて、その間に流れる流通事業や加工事業も総合的にやりたい。しかし3年たって、「有能な生産者のため、いい野菜をいい値段で売る流通を作ること」が最大のミッションだと、ようやくわかったんです。だから、これまではマーケティングの期間。今はまだ創業1年目くらいの感覚なんだよ!

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