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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第27回

ハリウッドがもっとも嫌う貧困層の絶望と真実

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【今月の映画】

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『Precious』
1987年のニューヨーク──。ハーレムの貧困層住宅街に住む16歳の少女プレシャスは、蒸発した父親の2人目の子どもを妊娠している。残った母親は、自分の男を寝取った実の娘を虐待する毎日。まともな教育も受けず、読み書きもままならないプレシャスは、妄想の中にのみ、希望を見いだしていた。そんな彼女にも転機が訪れるのだが……。
監督/リー・ダニエルズ 出演/ギャビー・シダイブ、モニークほか

「オー、プレシャス! プレシャス!」

 お婆さんが可愛い赤ん坊を見かけた時なんかにそう言う。「プレシャス」とは「大切な」「かけがえのない」「可愛い」という意味。この場合「まー、かわいらしくて食べちゃいたい!」みたいな感じだ。

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