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毛利小五郎が卒業!?

『コナン』解雇の声優神谷明、決裂したギャラ交渉の内幕

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『名探偵コナン』公式サイトには「毛利小五郎役の声優・神谷明さん卒業のお知らせ」が……。

「昨日をもって毛利小五郎役を解かれました」

 9月18日、ベテラン声優・神谷明が、自身のブログでテレビアニメ『名探偵コナン』(よみうりテレビ系)の毛利小五郎役を降板すると発表した。さらに、神谷はブログでその内幕を告白。13年も続く人気アニメの主要出演者による衝撃発言の数々に、同作のファン、そしてネット界隈に大きな波紋が広がった。

 まず19日、「毎日・jp」が、冒頭の言葉を受け「報酬に関し、映像制作者側と確執があった」という関係者の言葉とともに「DVDなどの二次使用料の権利を制作会社などに対して主張」するも「折り合えなかった」と報じると、神谷は同日昼にブログを更新。テレビレギュラーについては問題なかったとしつつも、「報道自体間違いではありません」と二次使用料契約時にトラブルが生じたことを示唆した。また、同夜には、"交渉相手の「制作会社の方」に「守秘義務の生じる契約内容」を、共演者らに「悪意を持って伝えられ」「帰る場所」を奪われた。そして降板が決まると、今度はネットにその情報をリークされたため「ばかばかしさを覚え」すべてを話すに至った"ともブログで語っている(現在、両投稿は削除済み)。

「実際、夏ごろ、mixiのコナンコミュニティなどに"親戚の関係者"から聞いたという前置きのもと、『神谷さんが二次使用料の交渉でモメて降板する』という話を書き込む人物がいました。ただ、半匿名の個人の書き込みだけに信じる人はあまりいなかった。よもやその情報が"本物"だったとは……」(声優誌ライター)

 神谷といえば『北斗の拳』のケンシロウやキン肉マンなど、多くの当たり役を持つ超ベテランだ。今さら銭カネの話でモメたとはにわかに信じがたいが、このライターは「確かに声優って儲からないんですよ」という。

MEMO神谷明
かみや・あきら。1946年生まれ。キン肉マンや「CITY HUNTER」の冴羽獠の声を担当してきたトップ声優。また、最近は日本工学院専門学校の声優・俳優科で講師を務めるなど、後進の育成にも力を注いでいる。

 声優事務所の多くが加盟する日本俳優連合(日俳連)などが定めた「アニメーション作品出演規定」によると、声優はキャリアや人気に応じてランク付けされ、ランクごとにアニメ、ゲーム、映画出演時のギャラ、DVD化や再放送時の二次使用料が算出されることになっている。「ノーランク」と呼ばれるギャラの上限のない大御所もいるが、基本的には最高ランクでも30分のテレビアニメの出演料は一本4万5000円。うちマネジメント料などを差し引いた7割程度が自身の収入になるという。そして、二次使用料は最大でその3割。確かにこれではアニメ声優として生計を立てるには毎クール数本のレギュラーがないと厳しそうだ。

「日俳連に所属していない神谷さんは、ギャラを自由に交渉できるものの、日俳連系声優がランクに縛られる中、ムチャな要求はしないはず。そもそも食うに困っていたわけはないでしょうし。毎日の報道にもありましたが、同業者や後進のために、せめて二次使用料だけでも多く分配される環境を作りたかったんでしょうね」(同)

 なお、よみうりテレビは18日、神谷のブログの後を追って、公式サイトで、神谷のコナン"卒業"を発表。原作マンガの連載誌「週刊少年サンデー」(小学館)10月28日発売号で、後任を発表するとアナウンスした。主要声優を一新した『ドラえもん』などの例を引くまでもなく、声優の交代劇には非難や中傷もつきまといがちだが、ファンのためにもこれ以上の騒動が起きないことを祈りたい 。
(成松 哲)

声優が入る日俳連とは?

約2800名もの役者・声優などが所属している団体。テレビ局や制作会社との出演契約における俳優の弱い立場を解消しようと結成された。声優のキャリア、人気などに基づいたランク制を設け、ギャランティを規定している。ただ、これによって高ランクの声優が起用されにくくなる弊害も起こった(現在は自己申告でランクを下げることも可能)。

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