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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第2回

帰国直後の米兵が謎の死を遂げた理由

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【今月の映画】

『エラの谷(仮題、In The Valley of Elah)』
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ある日、元軍人警官のハンク(トミー・リー・ジョーンズ)は、イラクから帰国したばかりのアメリカ兵である息子が、軍隊から脱走したと聞かされる。息子を探し出すべく、地元警察の女刑事サンダース(シャーリーズ・セロン)の手を借りて調査を進めたところ、父の知らない息子の"心の闇"が明らかになって......。
製作・監督・脚本/ポール・ハギス 出演/トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンほか 配給/ムービーアイ
日本では、2008年全国拡大ロードショー

 03年7月、イラク占領に参加したアメリカ兵リチャード・デイヴィスが無事に祖国に帰ってきたが、2日後に行方不明になった。ミズーリの自宅で待つ両親の元にも帰らなかった。軍はリチャードをAWOL、つまり脱走兵扱いした。しかし、彼の父親は元MP(憲兵)で、「わしの息子が脱走するはずがない」と、独自に息子探しを始めた。

 この事件を基にした映画『エラの谷』が、アメリカで公開された。『ミリオンダラー・ベイビー』『クラッシュ』『父親たちの星条旗』でアカデミー賞の常連となった脚本家兼映画監督ポール・ハギスの新作で、父親役はトミー・リー・ジョーンズだ。

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