> 連載  > 小田嶋隆の「東京23話」
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小田嶋隆の「東京23話」【16】

【小田嶋隆】杉並区――その日、彩美が学校を休む理由

―― 夏休み明けの最初の水曜日、彩美は学校を休んだ。高校に入学して以来、無遅刻無欠席だった記録がこれで途切れたことになる。でも、こういう記録は早めに切断しておいたほうが良い。変に続くと、記録が一人歩きをして...

【小田嶋隆】杉並区――その日、彩美が学校を休む理由
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小田嶋隆の「東京23話」【15】

【小田嶋隆】中央区――酒に溺れた男の繋いだ縁と、二十年越しの再会

―― 築地本願寺にほど近いビルの8階に、レコーディングスタジオがある。まだがん研究センターの病院が古い建物だった時代、花田歩夢は、そのスタジオを何度か訪れたことがある。用件は、シナリオの読み合わせだ。中野に...

【小田嶋隆】中央区――酒に溺れた男の繋いだ縁と、二十年越しの再会
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小田嶋隆の「東京23話」【14】

【小田嶋隆】中野区――誰が猫を殺したのか?押しの強い彼女と空っぽな彼

―― 中野の駅から北に歩いて、早稲田通りを渡ると、街の区画がほんの少し細かくなる。そこから西武新宿線の野方駅の方向を目指して北西に進むと、街路はさらに狭く入り組んでくる。そんな中野区の典型的な住宅街の中にあ...

【小田嶋隆】中野区――誰が猫を殺したのか?押しの強い彼女と空っぽな彼
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小田嶋隆の「東京23話」【13】

【小田嶋隆】葛飾区――七子、そして八百屋お七の恋物語の続き

―― 本駒込にある七子の母親の実家に関して、弁護士から相続の手続きを求める連絡を受けたのは、1998年の7月のことだった。当時、七子は夫の篠田に対して離婚の申し立てをしていた時期で、夫婦関係の決裂を予期して...

【小田嶋隆】葛飾区――七子、そして八百屋お七の恋物語の続き
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小田嶋隆の「東京23話」【12】

【小田嶋隆】足立区――優柔不断な男と強気な彼女と捨て猫

―― 美沙が猫を飼いたいと言い出した時、秋山遼太は即座にその申し出を拒絶した。「あり得ないよ」自分でも意外に思えるほど断定的な口調だった。

【小田嶋隆】足立区――優柔不断な男と強気な彼女と捨て猫
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小田嶋隆の「東京23話」【11】

【小田嶋隆】墨田区――舎弟のアパートから追い立てられ、ホームレスになったある男の話

―― しばらくぶりに隅田公園に来ている。20年ぶりになる。以前ここに来たのは、西新宿の共同アパートから夜逃げをした時だったろうか。以来、健二にとって、この公園は再出発の場所になっている。今度はどの程度の期間...

【小田嶋隆】墨田区――舎弟のアパートから追い立てられ、ホームレスになったある男の話
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小田嶋隆の「東京23話」【10】

【小田嶋隆】世田谷区――実家に置いてきた娘に合わす顔がないある女の話

―― 「トロフィーワイフ」という言葉がある。功成り名遂げた男が、自らの人生の成功の証として手に入れる賞品のような妻、といったほどの意味だ。

【小田嶋隆】世田谷区――実家に置いてきた娘に合わす顔がないある女の話
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小田嶋隆の「東京23話」【9】

【小田嶋隆】荒川区――山間部の限界集落にある実家から、妹が訪ねてきた男

―― 南千住に住み始めて3年になる。隅田川と鉄道の線路に切り取られた半島のようなこの場所は、東京でも有数のカオスだ。日雇い労務者の宿泊施設とソープ街がすぐそばで共存しているかと思えば、都電の沿線には昭和の木...

【小田嶋隆】荒川区――山間部の限界集落にある実家から、妹が訪ねてきた男
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小田嶋隆の「東京23話」【8】

【小田嶋隆】大田区――距離ができつつある幼馴染の男と女

―― 「颯太?」と、いきなり背中を叩かれて、柳田颯太は後ろを振り返った。

【小田嶋隆】大田区――距離ができつつある幼馴染の男と女
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小田嶋隆の「東京23話」【8】

【小田嶋隆】千代田区――ある男の内縁の妻だったある女の話

―― 皇居の外周をひと周りする道路は、一周するとちょうど5キロほどの距離になる。静子は、その、夕方には必ずジョギングをするランナーでにぎわう舗道を、反時計回りに、千鳥ヶ淵から半蔵門に向かって歩いている。まだ...

【小田嶋隆】千代田区――ある男の内縁の妻だったある女の話
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小田嶋隆の「東京23話」【7】

【小田嶋隆】板橋区――外部遮断装置を装着した男子高校生と親父、そしてその妹

―― その朝、都営三田線は人身事故の影響で午前中いっぱい不通だった。高島平駅の掲示で、巣鴨駅での事故の情報を知った日向大輝は、来た道を引き返して東武東上線の東武練馬駅に向かった。普通に歩けば30分はかかる道...

【小田嶋隆】板橋区――外部遮断装置を装着した男子高校生と親父、そしてその妹
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小田嶋隆の「東京23話」【6】

【小田嶋隆】江戸川区――俺は女に甘い、と思っているある男の話

―― 東京はあまりにも大きい。面積としてはさして広くないが、土地に刻み込まれている単位面積あたりの情報量と、投下されている資本の金額がべらぼうに大きい。それゆえ、東京の人間の郷土意識は、多くの場合、東京の全...

【小田嶋隆】江戸川区――俺は女に甘い、と思っているある男の話
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小田嶋隆の「東京23話」【5】

【小田嶋隆】目黒区――自由が丘のマンションに暮らした2人の女と1人の男

―― 駅に向かう長い下り坂を歩きながら、佐知子は、ふと、自由が丘に住み始めて、今日が一年目の記念日にあたることに気づく。といって、特別な感慨は無い。この街にも、そろそろ飽き始めている。あるいは、東京での生活...

【小田嶋隆】目黒区――自由が丘のマンションに暮らした2人の女と1人の男
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小田嶋隆の「東京23話」【3】

【小田嶋隆】文京区——大学のインカレサークルで出会った七子、そして八百屋お七の恋話

―― 「八百屋お七って知ってる?」と、七子がいきなり話しかけてきたのは、10月の第一月曜日のことだ。

【小田嶋隆】文京区——大学のインカレサークルで出会った七子、そして八百屋お七の恋話
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小田嶋隆の「東京23話」【2】

【小田嶋隆】台東区——85円をめぐんでくれた爺さんとの25年目の邂逅

―― 児童心理学では小学4年生に当たる10歳前後の一時期を「ギャングエイジ」と呼んでいる。その名の通り、10歳の男児は、ギャング(徒党)を好む。そして、仲間とツルんでは秘密結社を組織し、ことあるごとに永遠の...

【小田嶋隆】台東区——85円をめぐんでくれた爺さんとの25年目の邂逅
サイゾープレミア

2017年11月号

ファッション(禁)コレクション2017

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