かつては写真週刊誌に焼肉連載を持っていたほどの肉食家・秋山成勲選手。草食系の読者が多いと思われる本誌において、3回目となった"焼肉対談"のお相手は、球界の番長こと、清原和博氏。間違いなく肉好きであろう同氏とともに、肉食自慢から、球界きっての大食い選手のこと、さらには口蹄疫問題まで、今語られるべき"肉"にまつわるアレコレとは──。

清原　今回俺が呼ばれたのは、やっぱ肉食系だから？

──前々回は、芸能界きっての肉食系・寺門ジモンさんにおいでいただいて、前回は有名焼肉店のオーナーさん。で、今回はぜひとも、秋山選手とも親交がある球界きっての肉食系（だと思われる）清原さんに、ぜひお願いしたいと思ったんです。

秋山　だって、この対談に草食系の人が出ても全然面白くないですよ（笑）。最近は肉、ガツッと食べることありますか？

清原　あるよ。ステーキハウスでね、500グラムとかぺろって食べてる。のみ込んだ時に口に残る、あの肉の風味を味わうのが好きなのよ。だから肉はできれば塩で食べたい。タレだとご飯を何杯も食べられるけど、俺は肉だけを味わいたい。

秋山　僕も焼肉の時などは、絶対ご飯は食べませんね。

清原　牛肉の美味さがわかるんだよね。（巨人にいた）99年、スポーツトレーナーのケビン山崎さんと会って肉体改造を始めてから、「脂肪が多いから」という理由で焼肉を避けるように言われて。それ以来ずっと鶏ばかり食べてきた分、今は牛肉の美味しさが身に染みる。

秋山　先日、ホルモン焼きで有名な『虎の穴』に行ったじゃないですか。実は2人で焼肉に行ったのは、この時が初めてだったんですよね。それまでは、一緒に食事に行っても、清原さんはヘルシーなものばかり食べてましたから。でも『虎の穴』代表の辛（永虎）さんに「これも食え、あれも食え」ってどんどん出され、コースっぽくなって。あれはあれで、おなかいっぱいになりましたよ。

清原　アキ（秋山選手）は肉についてやたら詳しいよね。辛さんと、ホルモン対焼肉の"異種格闘技戦"みたいになってたから（笑）。アキが店のこだわってる隠し味に気づくから、店の人たちのテンションがまた上がっちゃって。

──清原さんは現役を引退されてから、今は好きなもの食べているんですか？

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